2007.05.30 (Wed)
砂の鳥。
理由はわりと簡単で。
そこの一族の巫女姫さまには、水を探知する力が備わっている―――や、これだけだったら別に対して珍しいことではないんだけど、澄んだ泉にうつる空色の瞳持った巫女姫さまの力を使って、砂賊と取引をしている。そういう類の一族だから。
でもって、世の中には。
巫女姫さまのその力ではなくって、姫さまそのものに―――青い瞳の砂の小鳥に、きょーみを持つやつもいるわけで。
あんなひ弱いのに一人で砂漠にやってくるなんて、よっぽど欲しいと思ったんだろうなあ……。
だけど、野生の小鳥っていうのは、飼ったら死んでしまうものだからね? どうしても欲しいって思ったら、相手のほうから来てくれるようにしないといけないんだ。マリーがお屋敷の庭でしていたみたいに、水をおいたりエサをまいたりして。
それはともかく、にーさんを街まで案内する代償として、あたし素敵に>豪華な朝ごはんを食べることができたよ!(笑)
2007.05.29 (Tue)
脱走未遂。
けど、それにしてもそうやって大怪我してきて早くケガ治したいって騒ぐくせに、ケガ治すための病院から逃げ出したがるのって、ホントどういうわけなんだろう!
まあ、右腕折ってるヒトがこっそり抜け出せるようにところっていったら、場所も限定されるしね(笑)。念のために覗いてビンゴだったっていうところ。セルヴァが抜け出そうとしていたところ、ゲンコーハンで捕まえることができたよ。屋台行きたいとか串食べたいとか、なんかうだうだ言っていたけど、ちょうど通りかかったベレッタのねーさんと一緒に「射的」のマトにするよ、って言ってやったらおとなしくなったよ。
ベレッタのねーさん、銃使いの傭兵さんだからね。きっと無駄弾使うことなく、セルヴァをふるいにしてくれるはずだから。
それでも、寝てて退屈なことは、あたしだって知っているから、ベレッタのねーさんと一緒にそのまんまセルヴァのお見舞いに。怪我がよくなったらねーさん誘って、どっか冒険に連れ出してもらうのもいいだろう。
それまでは、地道にパズルでも解いててもらうか、左でナイフ使う練習でもしていてもらうよ(笑)
2007.05.28 (Mon)
リ・スタート
で、もう一つは弱い自分を隠すために、いつも強気でいるようにして頑張っているヒトと。
でもまあどっちにしたところで、ぽきん、とイってしまった時の落ち込みぶりっていうか、がっくりさん具合って半端ないわけで……
や、別にあたし、デスヴァレーでのエリーカのねーさんがそうだった、なんて言ってるわけじゃないけどね!?
セルヴァとジークのにーさんが、闘技場で思いっきり殴りあったっていうのと同じ、糸紡ぎの魔女っていうのが絡んでいるらしいけど―――ホント、魔法使いってロクでもないのばっかりっていうか、ちょっかいかけられたねーさんが気の毒っていうか! ハナシ聞いた分だと、人の持ってるいいものとか、感情?を、紡いで糸にして持っていっちゃうらしい――― まあ、うん。
魔女が欲しいって思ったそれだけのモノ、ねーさんたちは持っているんだろう。
だってそうでなかったら、これだけのヒトが心配して集まってくるわけ、ないものね。
追記:砂漠渡ってきた商人さんたちや、単騎でオアシス渡る人たちのなかからも、あの【噂】をちらほら漏れ聞いた。
2007.05.27 (Sun)
金と赤
特に、白い肌に金色の髪だとなおのこと。
都のバザールではなんだって―――普通に珍しいモノから、ちょっと面伏せな代物まで―――手に入るっていうんで、ソレ目当てでやってくる人も多い。
でもこの日、あたしが出会ったねーさんは、その中でもちょっと変わっていたんじゃないかと思う。金の髪した、ベルのねーさん。
ねーさんが求めていたものは、過去の王国の栄華の残滓。残光、って言ってもいいかもしれない。
その日最後のお日様の光が一番綺麗なように。蝋燭が燃え尽きる寸前の明かりが、実は一番綺麗なように。
だけどね。
終わってしまったモノ、というのは、やっぱりちょっと悲しいものだから。
だからあたしがベルのねーさんを案内したのは、「今」なお続く過去の残滓。終わらない栄華。
遠い過去と今(つまり昔で言うところの「未来」)とが一つで出会う場所――― 「都のバザール」を案内することにした。
さて、ベルのねーさんは、望むものを手に入れることは出来るのかしら……。
2007.05.26 (Sat)
商人。
新しい砂蟲の巣が見つかったっていう噂。どこぞの集落が、砂嵐で埋められたっていう噂。遺跡で宝物が見つかったっていう噂―――
「枯れ枝亭の舞姫が倒れたらしい」
「茜氷のオアシスの椰子の木が、ついに倒れた」
呪文で人の心を動かすのが、ほんとに凄い魔法使いだって聞いたことがあるけれど。
たったそれだけの「噂話」で、多くの人の流れを変えてしまうことができるっていうのは、やっぱり、魔神の末裔を名乗る一族にふさわしい技、ってことになるんだろうか……。
いずれにしても。
あたしたちはあの商人のにーさんから、ミラベルのねーさんが砂漠渡る分の装備を手にいれた。
噂話を広めることと、引き換えにして。
2007.05.22 (Tue)
一流。
なんかすっごい冒険するとかモンスターを倒すっていうのも一流なんだろうけど、「生きて戻ってくる」っていうのが、あたしの考えるところの「一流の冒険者」になる。
生きてないと、そもそも冒険することも出来ないしね。冒険しない冒険者なんて、街のヒトとかわんない。
だったら、ジークムントのにーさんは、間違いなく「一流の」冒険者になると思うんだ。ヘタしたら頭に「超」のつく。
や、今日川岸でつきあっていたのは、セルヴァの弓の練習だったんだけどさ、なんで急に弓の練習(しかもいつも持ってる銀色のでなくって、普通の木の長弓使って)始めたんだろうって思ったら、こともあろうに魔女の口車にのっかって、ジークのにーさんと闘技場で喧嘩することになったとか抜かすんだよ、あのクジラ馬鹿は! 喧嘩なんか酒場の裏か、スラムの端っこくらいでやっといたらいいものを、まったくセルヴァもジークのにーさんも何考えているんだか!
まあ、でも。
とっさのときに、迷わず弓の狙いを額に――― 心臓にではなく―――つけられるっていうことは、それなり、セルヴァもホンキなんだろう。
心臓でなくって額の眉間を狙うのは、それは、エモノを狩るときの狩人の動きだからね?
頭は骨があるから、矢も滑って当たりにくいけど、でも、心臓狙ったら毛皮が汚れて価値がなくなる。
だから、ちゃんとした狩人は、仕留めやすい心臓ではなく、あえて額を狙うんだ、って―――それだけ自分の腕に自信を持っているものなんだ、って、凍土の宿のおっちゃんに、罠の仕掛け方教わっているときに聞いたから。
それに、前に砂漠でケンカ売ったときには、あれこれぐだぐだ抜かしてなかなか煮え切らなかったけど、今回はぐちゃぐちゃ考え込むこともしてなかったから。
頭で考えるより先に身体がちゃんと動いているようだったら、だったらそこにセルヴァの勝ち目もあるだろう。
ほら、「バカの考え、休むに似たり」って言うじゃん?(笑) 休んでいたら、勝てる勝負にだって勝てないしね!
(「温泉の川」)
2007.05.21 (Mon)
とんとんとん。
例え届かなくっても。今は聞くひとが――― 聞いてくれるひとがいなくっても。そもそも、音を出すことがなかったら、届く可能性さえなくなってしまうから。
そしてそれと同様に、耳を広げて「聞く」ことをしなくては、誰かからのオトの合図を受け取ることは出来なくなってしまう。
ミラベルのねーさんが、その道で作った「とんとん」の音は、あたしに向けられたものではなかったけれど、でも、あたしを呼びよせる「道」となった。
(や、でも、だからと言って、あたしが面白いわけでも、あたしの仕事が面白いわけでもないんだけどね……!)
その「道」は、さらに別のところへと続く道―――エルフの森と砂漠のオアシス、まったく違う場所のに同じ名前の「月映しの泉」って呼ばれている泉のハナシへとつながる「道」へとなった。
「道」っていうのは、たぶん、そういうモノなんだと思う。
誰にでも作ることが出来るし、っとどこかへと続いているもの。
どうやって歩いていくか、どの道を選ぶのかは自分次第、ってね。
(マルチルーム「その道」)
2007.05.19 (Sat)
右と左
そのヒトが言うには、あるのはただ、右と左だけ。誰かのために使うほうは、右手の白い魔法であり、自分のために使う魔法は、左手の黒の魔法になるんだって。
自分を大事にするということは、その自分を他と区別するよりどころとなる「他人」を大事にするということでもあるから、どっちに良いも悪いもない。
だからたぶん、ミハイルのにーさんが言ったことも、それと同じようなことなんだと思う。
「ウチの国の鉄もさ、武器ばっかりじゃつまんないだろうから」
他所の国からリューガクセイっていうので来ているにーさんのウチは、大きい武器屋さんなんだそーだ。帰ったら、にーさんは自分のウチの跡継ぎになんないといけない。ならないんだったら、自分で自分の足場固めをしないといけない。それはどっちも、とても大変なことだっていうのは、あたしにだってわかる。
で、そんなにーさんが、鉄から作ったモノが二つ。
疲れを知らないで走り続ける(でもちょっとうるさすぎるし、喉のとこに手入れて撫でてやったら、なんか黒くてヘンな匂いのする油みたいなよだれ、あたしの手にいっぱいくっつけたけどね!)鉄の馬。
もうひとつは、同じ鉄とコトワリを使った剣。
どっちを作っていくか、いずれは選ばないといけないとは思うんだけど―――その両方を作れるように、って、欲張ってしまうのもいいとあたしは思うけど―――にーさんは、納得いくまで迷って、それで結論を出すんだろう。
リューガクっていうのは、たぶん、そのためにするモノなんだと思う。
場所変えて、会うヒトも変えて。
そしたら自分の中にある考えで、違った考えっていうのも見えてくるはずだから。
それにしてもあの鉄馬、にーさんの言うことちゃんと聞くなら、もーちょっと静かに走ってくれないもんかな! 待ち合わせのお客さんのとこまで送っててってもらったのは確かに楽できたんだけどさ、お客さんに魔物と間違えられえて、説明するのにすっごい苦労しちゃったよ!
2007.05.18 (Fri)
白樺の林
だったけど。
それにしても、不死鳥のまじない師のスライマーンのにーさんは、街のどこにいても目立つっつーか、浮いてるっつーか、
白樺の林の散歩道。
白樺っていう木は、幹が白くて皮がなんだかぺらぺらしてる。管理小屋のおっちゃんに聞いたら、あの樹皮はがして細工物にしたり、火口に使ったりするんだそーだ。
霧っていうのは、つまり、水で出来てるわけだから、あの街ににーさんを―――炎に属するにーさんを
たゆたう霧は……水は、つまり、停滞している―――止まっている、ということで。だんらこそ、水鏡のように、人の思いや記憶をとどめているのだろうと、にーさんは言った。
あたしは止まっているなら、一押しして流したいと思う。水は流れているべきものだから。オアシスだって、皆のもので、誰かだけのものじゃない。一人で抱え込んでいたら、飲みきれなくって腐らないとも限らないしね。
けど、それが溜まっていた間が長ければ長いほど、流れ出したときに勢いついて、どーショーもなくなってしまうものでもあるらしい。スライマーンのにーさんが二の足踏むくらいには。
結局、まだ仕事中だっていうにーさんを引っ張っていくことは出来なかったけれど、気が向いたら覗いてみてもいい、って返事はもらうことができたよ。
2007.05.16 (Wed)
赤い花束。
噴水広場で、花束片手になんだかものそい複雑な動きをしている、ぺリトのねーさんを見かけたよ(笑)
故郷の兄さんに最後の手紙を書いて、それにつけるかどうか迷っていたらしい。バラと、カーネーションっていうのの真っ赤な花束。
でも、結局辞めたのは、その分、手紙が豪華だからなんだって。きっといっぱい字を書いたんだろう。
ねーさんに霧の街のことをいろいろ聞いていたら、ハロルドっていうにーさんがやってきた。なんだかヒトに聞かれたくない、込み入った話を抱えているっぽかったから、とりあえず、あたしは魔術師の学園のほうに行くことにしたよ。
あたしはアレからそんなにたいしたケガはしてないのに、またまた怪我したねーさんのお見舞いに、金貨チョコの紙で朝顔折ってあげた。
もっとむずかしいのの折り方覚えといたらよかったなあ。菊とか。
林檎キャンディの包み紙は、また同じのをもらわないといけないから、とっとくことにする。
2007.05.15 (Tue)
霧の街
霧の街には、人影もなく。ああ、いや、ちょっと違うな……
ヒトはいた。
ただし、色のない、声は聞こえるし姿も見えるのに、あたしたちからは触ることもできない……向こうがこっちに気がつくこともない、そんなヒトたちが。
其の中で一人だけ、あたしたちのことに気がついて、でもって言葉もかわせる人がいた。帽子を被った男の人。でもって、こっちは普通の人間?だったのかな、あたしたちがちゃんと触ることの出来るヒトと。
リヴァイアサンのおっちゃんは、この状況は全然ワケがわかんないって逆ギレしていたけれど(笑)。
もうちょっと、いろいろ調べてみても、面白いような気がするんだ。
霧が、街の光景を記憶している、って。
それってつまり、どういうことなんだろう。どうして覚えているんだろう。
二人の魔法使いの間で、昔、なにか取り決めでもあったんだろうか……。
2007.05.14 (Mon)
ほしのしるべ
宵の明星か、明けの明星かが輝くときに。ずっとずっと昔に栄えていた、昔の都の蜃気楼。
別にそれが見えなくっても、湖底の調査っていうの、したいからって、あたしにそこまでの案内の仕事が回ってきた。砂漠に慣れてないヒトが多いらしいから、まずは下調べに出ることにする。
そこで出あったのが、星詠みのにーさんだった。他所の国から、そこを治めるご領主さまの星をもっとよく見に来るために、使わされてきたっていうにーさん。どうもにーさんは、その仕事があんまり気に入ってないみたいだったけど。
貴族、とか王様、っていうのは、贅沢したり、貧乏人から税金しぼりあげるのが仕事らしい。少なくとも、星詠みのにーさんの国ではね。
だけど、どうせ税金しぼりあげるんだったら、まず、国のヒトたちがみんなお金持ちになるように貴族がせっせと働いて、それからうんと税金とったほうが、結果としていっぱいとれていいと思うんだけどなあ。
そんなこともわかんないなんて、貴族って、よっぽど頭が悪いのかしら。
星詠みの才があるせいで、かえって道が読めなくなってしまっているみたいなにーさんを、そのままひっぱってオアシスに向かうことにした。
いくら自分にそれが出来るからって―――あるいは、自分以外のヒトにはそれができないからって、ヒトの運命なんて大きなものばっかり詠んでいたら、首が痛くなってしまうと思うんだ。
たまには地平のすぐ上に出る、宵の明星を見て首休めるのもいいと思う。あたしはね。
2007.05.13 (Sun)
三都物語
元傭兵の大剣使いにしてご隠居地図職人が企画すると、知的なはずの美術館めぐりが、体力勝負のオリテンテーリングになるっていう好例!(あれ?)
続きは、付箋紙の裏あたりにね
2007.05.12 (Sat)
噴水広場
―――噴水広場の噴水を、当たり前に眺めることができるようになったのって、一体いつからのことだったかな。
満月が三回めぐった頃には、街は、水遊びをするのにいい季節になるらしい。
夢を持って冒険に出かけるらしいシリウスのにーさんは、夢なんてみないというダニーのにーさんを首尾よく冒険に誘うことができるだろうか。
でもって、あたしは…… それまで何をしていようか。
やっぱり待つのって、苦手だと思う。
2007.05.10 (Thu)
預かりもの
Elaine,the lily maid of Astolat,
High in her chamber up a tower to the east
Guarded the sacred shield of Lancelot;
..................
預かった盾は、大事に手入れしておこうと思う。
もし、錆でもついたらイーグルのにーさんうるさいし、この盾だったら、目玉焼きでもパンケーキでも、いっぺんにたくさん焼けて便利だからね!
2007.05.09 (Wed)
釣った魚
誰が言ったコトバだったかな、それはまったくその通りだと、あたしも思っているんだけど。
それは久しぶりにのんびり釣りでもしようと思って、流砂のポイントに腰落ちつけたときだった。えさの琥珀をかっさらおうとしたイーグルのにーさんには、火を起してもらってて。
そして現れたのは、ローブ姿の―――あたしたちから見れば、邪神に仕える神官。ダークエルフ。
差し出された赤い結晶をエサにして、あたしが釣ったのは邪骨魚。流砂に飲まれたモノの骨が成り集まって出来たモノなんだろうか、あれは――― や、あるいは、もしかしたら。
ダークエルフであっても、邪神であっても神官だ。神に仕えるものは殺せないってんで、その力を奪ってばらばらに封じた誰かが、“護り”を命じていたモノだったんだろうか……。
とにかく。
黒の神官は、チカラを手にして。ああ、違う。先にピラミッドで、もう、黒いダイヤを引き換えに、イナンナのねーさんを使って、チカラの一部は取り返していたんだ。
だから、残りのチカラも取り戻そうとしていて。イナンナのねーさんのこと聞いたイーグルのにーさんは、その神官と刃を交えた……けど。
あたしたちにとって、ソレを邪神という理由は、ソレがつかさどるのが破壊とか混沌とか悲しみとか憎しみとか―――そんなようなモノ、誰もが持っているんだけど、よいもの、よい感情だとはされないモノをつかさどっているからだ。
でも、それはないと困るモノでもあるわけで。嗚呼、だからあの黒の神官は、自分が仕える神はいつもいつも悲しみ、嘆き、心を傷めているっていったのかな―――それともそんなふうに考えてしまうことそのものが、邪神といわれるソレの怖いとこなのかしら。
そして、弱い存在を、神様っていうのは慈しんで、その慈愛の心を注いでくれる。あたしたち、砂に生きる者たちに砂の女神さま、月の女神さまが等しく恵みをくださるように。
例え、それが砂賊であったとしても。魔物や砂蟲であったとしても。
だから、あの黒の神官は、ホントに虐げられた、弱いイキモノだったのだろう……
あれだけの力を示すことが出来たのだから。
あたしが吹き鳴らした指笛の音を聞きつけて、セルヴァともう一人、エルフさん?っぽい、エムの
イーグルのにーさんは、そのまんま、あたしに盾を預けて黒の神官を―――いや、ダークエルフを追って立ち去った。
騎士の盾、預かって帰りを待ち続けたエレイン姫の歌を聴いたことがあるけれど。もちろんあたし、そんなガラでないしね!? そもそもイーグルのにーさん、騎士ではないし!
だけど剣士が盾を捨てていくってことは、捨て身の猛攻に転じるってことだ。それっくらいはあたしだってわかる。
エムちゃんの忠告に、イーグルのにーさんは耳を傾けはしたけれど、聞き入れる様子をみせなかった。
セルヴァの「また会おう」って言葉に、イーグルのにーさんは約束をしなかった。
ほんと、いいダークエルフっていうのは、死んだダークエルフだけなんだって思う。
2007.05.08 (Tue)
いたずら(笑)
・数は力
・
・アーウィンドのねーさんの弱点は、(以下、他人にわからないように都の文字で書かれている)
魔法使いに頼まれて、しこんだ場所を忘れてしまった、っていう、月光酒を探しにいった。
だけど、あたしが見つけたのは、大きな木のうろの中で、ぐっすり眠り込んでいたミラベルのねーさん。なんだか記憶をなくしたり?取り戻したりで、すっかりくたびれてしまっていたみたい。
で、そこにあたしたちの声聞きつけて、薬草採りに来たアーウィンドのねーさんが顔出したんだけど…………。
あー、楽しかった!(笑)
【おおきな木のうろ】
2007.05.07 (Mon)
駆け出し冒険者
だけど、武器っていうのは―――「弓」っていうのは、相手の命を狙うために作られたものだ。
だったらソレを手にした者は、責任持って「それ」をふるわないといけないと思うんだ。
自分の前に立ちはだかるのが、たとえどんな相手であったとしても―――冒険仲間とか、相棒といわれるものだったとしても。
出会ったときはホント駆け出しで、こんな世間知らずが冒険なんてしてだいじょーぶなのかしらって思ってたセルヴァも、あたしがしっかり面倒みてあげたおかげでずいぶんしっかりしてきたよ(笑)。こないだも、一人で―――というか、エイザーのねーさんとかアーウィンドのねーさんたちと一緒に、ちゃんとギルドの依頼こなしてきていたし。
……その割には、隊商に合流したとき、妙に元気なかったのが気になるんだけど……。
まあ、でも、元気なかったからっていうわけではないんだけど。
一回、セルヴァとはちゃんとやりあっておきたかったから―――「ホンキ」を見ておきたかったからね。起きてきたラクチェのねーさんを立会いにして、手合わせの一戦。申し込む。
セルヴァは、自分の持つのが「武器」だから―――ヒトを殺せるモノだから、って、あたしに弓を向けるのをぐずぐず渋っていたけどさ、でもね。
冒険に出かけた先では、どんなことがいつ起こるかわかんないし。
それに、「ホンキ」がどんなものかが判ってないと、あたしも安心して全部を任せることはできないから。
だから、真っ向からの真剣勝負。砂の上のほうがあたしには有利だけど、あたしが持ってるのは武器じゃないんだもん、それっくらいは大目に見てもらっていいよね?
ラクチェのねーさんにオイシイとこ持っていかれた気もするけれど、でも、ちゃんと「ホンキ」は確かめることができた。
2007.05.06 (Sun)
またまた・乙女ちっくで行こう!〜君よ知るや白銀の国、グレゴリウスへ愛を込めて(2日目)〜
2007.05.05 (Sat)
またまた・乙女ちっくで行こう!〜君よ知るや白銀の国、グレゴリウスへ愛を込めて〜
と、いうわけで行ってきました、G.W。
人が多くっても行くのです。背後の基本となる二大スキルに「出不精」「面倒くさがり」がありますので、油断すると休日なんて、700歩歩かない、という生活を普通に過ごしてしまいます。心にも栄養補給しないと、人間ダメになりますしな!
―――実際この前日なんて、相方と一緒に七時間ゲームやってて終わってしまっy=ー( ゚д゚)・∵. ターン
(「グリムグリモア」と「戦国BASARA2」やってました。)
そんなこんなで、マリーウェザー嬢からのお誘いがあったを幸い、出かけてきました「ロシア皇帝の至宝展」。メンツが例によって例のごとくですので、内容もアレでコレでソレなんですけれど、まあ、その辺はね(笑)
長くなるので、続きは付箋紙の裏あたりに。
2007.05.05 (Sat)
お買い物
や、お姉ちゃんたちのシゴトの都合、あんまりお店離れて外出が出来ない、ってことはよくわかっているんだけど―――それならそれで、アイゼンのにーさんみたくな御用聞きに頼めばすむことなんだしね。手間賃惜しさにあたしに押し付けるのってどうかと思うんだ。
ともあれ、やってきたのはウォールマーケット。通りに処狭しと並ぶ店舗。冒険者の為のツールや武器防具から、魔術師の作る魔法薬や聖職者の聖水まで―――ついでにポケットの中身狙うスリまで含めて、ないものはないって言うくらいの通り。
……だけどさすがのあたしも、武器屋さんの前でうごうごしていた、全身鎧(フルプレートアーマー)にはびっくりしたよ。や、ほら、ちょうどギルドに出ていたアレ―――ゴーレムの稼動部(心臓?)探してこい、っていうののせいでさ。鎧が勝手に動いているのかって思ったんだよ。けど、杖で叩いてみたら、ちゃんと中味入ってて怒られてしまったんだけどね。
鎧の中味のレレファアのねーさんは、最近この国に来たばっかりの騎士さんだった。いつも鎧を着てるのは、どうやらヒキコモリ勇者だったご先祖様のユイゴンってやつらしい。だからねーさんも、女の子で小さいけど、特別注文で作ってもらう、馬鹿高い鎧着てるんだって。
あ、でも、小さいって言っても、セルヴァとあんまりトシが変わらないっぽいけどね(笑)
市場で手に入るのは、モノばかりとは限らない。ヒトの集まるところには情報だって集まってくる―――価値があるのもないのも、大きいのも小さいのも。
そんなモノ、探しに来たらしいアーウィンドのねーさんやセルヴァも一緒に、レレファフのねーさんと立ち話したよ。冒険の話、街の話、言わないといけないことはホントたくさんありすぎて……
そーいえば、あたしも街に来たばっかりのころってこうだったなあ、って思った。
噴水広場の噴水が、いつから当たり前に見られるようになったんだろう。あたし。
(ウォールマーケット)
2007.05.02 (Wed)
桃源郷
そのひとからはSEAの古代樹の枝の根方で、杖に刻む護りの紋様の図案をもらった。
そのひとのことを、お母さんみたいにだいすきだった。たくさんのモノやコトを教えてもらった。
いつもいつも思い出してるとうっとーしいから、一年に一度、この日だけは、いってしまって戻らない人たちのことを、うんと考えることにしてる。
―――桃源郷、創ることはできましたか?
2007.05.01 (Tue)
五月一日、早朝
鈴蘭の小さな花束がひとつ、届けられていた。)
