2007.04.30 (Mon)
太陽の行進曲
砂巻き上げる夜風に乗じてあたしのところに届いたものは、合図の指笛ではなくって不思議な旋律の笛の音、だった。太陽の下、行軍するときのマーチ(ガンパレード・マーチ)。吹いていたのはペリトのねーさん、なんだけど……
ねーさんったら、えっらいサマ変わりしていて、びびった;; 思わずあたし、きゃー、って叫んでしまったよ。や、みっともないけど、ほんとそれくらいの変わり様だったんだから、別にみっともなくなんてないと思う、ほんとほんと!
―――もうちょっとで、聖水ぶっかけるところだった……。
不思議なことを幾つか聞かれた。前の……観光に来ていたときのねーさんだったら、絶対聞かなかったようなこと。ここで―――別の国の、知らないヒトの間で暮らして行くときに必要なこと。
ヒトもそうではないモノも、やっぱり一人では暮らしていけない、っていうことなんだろうか。
八月、夏のお祭りのときにかぶる花冠を、今年はねーさんにお願いして作ってもらうことにした。去年は生花―――薔薇と向日葵使って、うんと目だってやったからね。今年はきっと皆して生花を使うだろうから……
2007.04.29 (Sun)
美術館めぐり。
リッキー>>時間はいいけど、なにか目印になるものそこにあるかな?
ローゼマリア>>そうね、駅を出ると噴水の上に行基像が建っていて、
◆◇噴水広場の行基の像がリッキーに微笑んだ。。。
そんな出迎えをしてくださるはずよ(笑)
リッキー>>……。(ものすごくどきどきした!)
GW初日、奈良に行ってきました―――という、完全に素の話しなので、続きは付箋紙の裏にでも。
2007.04.28 (Sat)
蝋燭三本。
聖堂に聖水の小瓶と、聖別された蝋燭を三本、もらいにいくことにする。もちろんうんと献金も弾んで、いっちばん上等の蜜蝋の蝋燭を、ね。
神官さんが蝋燭に聖別してくれるのを待っていたら、前に凍土で会ったミハイルのにーさんが、忘れた上着取りに慌てて戻ってきたよ。さすがに街では寒そうでなくって一安心(笑) それでもやっぱり薄着だって思うけどね! 乗ってるウマがすぐに熱くなるっぽいから、それでバランスとれてるのかしら?
他所の国では学生やってて、ここにはりゅーがくっていうので来ているにーさんは、やっぱいろいろ常識が違ってて大変みたい。まあ、おんなじ国に住んでたあたしだって、街に来たばっかりことは、知らないこと違うことばっかりで、すごーく大変だったしね。
だけど二言目には、ヒトのこと、乱暴だ乱暴だっていうのはやめてほしいよね、ヒトギキの悪い! あたしか弱い女の子なんだから、抵抗するときは精一杯、使えるものは杖でも足でもこぶしでもなんでも使わないと負けてしまうっていうの、いくら説明してもわかってくれないんだよな、にーさんったら。
今度花街に遊びに行ったとき、お姉ちゃんたちに、ミハイルのにーさんのことを教えておくこと。<腕のいい御用聞きがいるよ、って。
2007.04.27 (Fri)
鳥篭屋敷
そこのお屋敷には昔、魔法使いが住んでいて、いろいろなモノを集めては、素敵な鳥篭にしまっていたってもっぱらのウワサ。
その魔法使いがいなくなったあとは、籠の中味は一つふたつと闇から闇へ消えてしまったりなくなったりしてしまってるんだけど―――
あたしがこの日、言い付かったのは、鳥篭をひとつ、持ってきてほしいっていう依頼。その中味ではなくってね。
で、あたしが見つけたのは…… ちょっといいな、って思ったのは、竹で出来て、彫刻も入った素敵な鳥篭。だけどそれだけ扉が閉まってて……
扉の閉まった、その鳥篭の中に閉じ込められていたのは。
魔法使いがコレクションしていたのは。
“音”っていうのは、風に乗ってどこまでもどこまでも伝わっていくんだって―――消えてしまうまで伝わって響いていくんだ、って前に聞いた。
だったら。
今も砂渡る風に乗って、その「美しい鳴き声」は―――翼持ってる鳴き声は、閉じ込められていた時間の分だけ、空を自由に渡り続けているんだろうか……。
2007.04.25 (Wed)
ハイランダー
―――配達先は“変わりモノ”で有名だっていう、一人のエルフ。異国のハイランドのハイランダーは、何を血迷ったのはかはたまた気まぐれか、今はこの国に着地(ランディング)して、トレジャーハンターなんてやっているのだと聞いた。
エルフっていうイキモノは。
何かって言うとすぐ、あたしたちニンゲンを目下に見たがるイキモノだって聞いた。やれ、森の木を切るの、火を使うの、森の生き物を殺すの、貪欲すぎるの、って。
だけど、それが人間っていうイキモノなんだからしょーがない。あたしたちは火を使って、イキモノを食べないと生きてけないし、そのように神様が創ってしまったんだし。それにどうせ暮らすなら、いい暮らししたいって思うしね。
そんな気取ったこと言う「エルフ」がトレジャーハントのお宝探し、って、なんだか随分そぐわないように思えたんだけど―――
自然とか世界っていうモノは、そんな長命の一族ですら見たことのないモノ、知らない綺麗なモノを、幾らでも隠し持てるだけの、深い懐を持ってるモノらしい。
お届け先のトレジャーハンターにしてハイランダー、ランディのにーさんに雇ってもらって、あたしは太古の遺跡に眠る、真紅の宝玉を見せてもらえた。
2007.04.24 (Tue)
オミヤゲ
あたしが初めて凍土に来たときには、どれだけオミヤゲ、持って帰ったんだったかな。
昨日教えてもらった若芽を採って戻ってたら、セルヴァがまだ整理し終わってない荷物の山を前にうんうんうなってた。つか、持って帰るものやオミヤゲが、ほんと多すぎるんだと思う!
なんで自分がロクでもない「冒険者」のセルヴァにつきあってんのかはよくわからないんだけど、まだしばらくはつきあってみててもいいかもしんない。待ってる間、退屈しなくってすみそうだから。
これから先―――凍土から戻った先がどうなって、いつ「終わり」が来るかはわかんないけれど、とりあえず、これから先のセルヴァの依頼分は出世払い。“あたしがまだ見たことのない世界を見せてやる”なんて大見得切ってくれたけど、さて、一体どうなんだろうなあ!(笑)
とりあえず、出世払いの利息の分を、なにで払ってくれるのかについては、宿題ってことにしておいた。なにかセルヴァでしかくれないようなモノで払ってくれるといいと思うよ(笑)。
小さなモノでも、大きなモノでも。
去年のこの時期、あたしは双璧と一緒に死火山の吹雪の切れ間に輝く月を見た。
今年のあたしは、駆け出し冒険者と一緒に雪原を舞ったくじらと、森林に咲く小さな花を見た。
来年のあたしは、どこでなにをしているんだろう。
2007.04.23 (Mon)
おみやげ探し
雪の下に住まう、茶渋色のみみずで作るお茶。
白い雪はその下だけでなく、そのカーテンの向こうにも、沢山のモノを隠しているらしい。
森に住む魔法使いだけが、その帳を開ける方法を知っている。
(作ったばかりの新しい凍土の地図、氷雪の森林のところに、違う筆跡での書き込みがひとつふたつ)
(そして、大事に薄紙で包まれた四角い透明な結晶がひとつ)
2007.04.20 (Fri)
家を継ぐ
宿屋の暖炉の前であれこれ考えていたら、鉄のウマ飼ってるミハイルのにーさんが、遭難一歩手前って様子で転がり込んできたよ。あいっかわらずの薄着で、ほんと、もちょっとしっかり着込んだらいいと思うんだけど……
他所の国から、留学っていうので来てるにーさんは、だからやっぱり、ここの国のヒトとは、考え方がいろいろ違って大変らしい。あたしの知ってる学生さんだと、リーフのねーさんとかアネッタのねーさんがいるけれど、やっぱり勉強だのシケンだのっていうので、ひーひー言っているものね。
そんなに大変なモノだったら、さっさと別のモノに職替えしてしまったらいい、と思うんだけど、やっぱりそうはいかない理由っていうのがいろいろあるみたいだ。
たとえば、継がないといけないウチのこととか。
ミハイルのにーさんは、自分の家が武器を―――ヒトをたくさんいっぺんに要領よく殺す道具を作ってる、ってことでウチを継ぐのが嫌らしい。
まあ確かにあたしだって、これ使えば沢山楽にヒトゴロシが出来ますよ、って売り込むのはちょっと嫌だしね。
だけど、にーさんのとこの武器がそれだけ売れているってことは「イイモノ」を作っているっていう証拠だし、お客さんからのニーズにこたえたり、先読みをするチカラがある、ってことでもあると思うんだ。
にーさんが、このあとどんな答えを出すかはわからないけれど、それだけは忘れてはいけないことだって思ったよ。
2007.04.19 (Thu)
白い花
でもって、ヒトによって考え方っていうのも―――「当たり前」になること、つまり常識っていうのもそれぞれ違うわけだから。
だから冒険者っていうのは、パーティ組んで冒険するのかもしれないね? 見落とすものが少しでも少なくなるように。
冒険者のセルヴァと、狐の獣人のミラベルのねーさんと、案内人のあたしと、―――。
それぞれが見えるモノを言い合うと、見えなかったモノが見えてくるってことが、実は一番の不思議なのかもしれないやね。
そんなこんなでこの日、めでたく「白い花」を見つけることができた。
それにしてもミラベルのねーさんったら、一体どこであんなケガをてんこもり、してきたっていうんだろう……? 今日はずーっと桃色狐の姿のまんまだったしなあ。や、おかげであたし、ねーさんをえりまきにしてぬくぬくできたんだけどさ!
2007.04.18 (Wed)
森を歩く。
や、それどころか音を吸い込む。
―――案内することが出来なかったから、いつかあたしが「其処」に行ったときに、この国であたしが見たこと全部、きれいなこともそうでないことも、楽しいこともそうでないとことも話して聞かせようって、そう決めた。
決めてから、もうすぐ三年の時間がたとうとしてる。
だけど凍土のこの無音の静寂を、あたしは音で―――声で、語ることができるんだろうか―――
2007.04.16 (Mon)
白の魔石
その洞窟には、「リュウミャク」っていう、魔力の流れみたいなものが通っているんだそーだ。
魔力蓄えた石、っていうくらいだから、やっぱそういう魔力の強いとこに出来る…結晶する?んだろう。金だって銀だって、その精霊のいるとこか「気」の強いとこにできるモノだって、ドワーフのおっちゃんが言ってたしね。
―――まあ、だからと言って、そんな洞窟の中で足伸ばしてぐーぐー眠れる
ともかく。
セルヴァもあたしも残念だけど、「魔法使いの眼」は持ってない。魔力の流れとか、濃い薄いっていうのも見ることはできない。
だったらさ。
「視える」ようにしたらいいだけのことだよね。
あたしは凍土に来た日、出迎えてくれた雪女のねーさんがくれた雪の結晶のお守りを持っていた。
セルヴァは、リンのねーさんからもらった「呪い玉」を持っていた。恨み持ってる相手に投げつけると、紫の光がはじけて少しの間相手を金縛りに出来るっていうシロモノ。
このふたつを上手に使ったら、「それよりなお強い」魔力が満ちている場所を、見つけ出すことってできるんじゃないだろうか。ほら、紫の光が薄くなるとか、そこだけ光が避けて通るとかしてね。
そんなあたしたちの考えはビンゴ。みつけた魔力の道筋をたどって、いったさきには……
確かに、魔力の結晶した白い石が存在してた。
魔力だけじゃない、この場所で遭難して命落としたヒトたちの、命……タマシイ? そんなようなモノも一緒に結晶した、石。
魔力の流れの中に出来たモノだから、それを剥ぎ取っていくことは、あたしたちの生爪を剥がしたり、指ひきちぎったりすることと同じ苦痛をその場に与えることになる、と、その結晶は言った。
だから―――
あたしの持っていた結晶に、魔力の一部を宿してもらって、それを持ってくことにしたんだ。もともとが、雪女のねーさんが魔法で作ってくれたモノ。十分魔力を含んでいるから、そこにさらに魔力を上乗せすることは、結晶自体が割れてしまう可能性も持っている、っていわれたけれど……
でも、結晶は、しっかり持ちこたえてくれた。雪嵐に耐えたあとの樹がなってるみたいに、ひびが入ったり欠けたりしたけれど、それはそれでけっこういい感じ。
だけど、こうなったら―――だって、結晶の中には、あたしたちとハナシしていた女の子のタマシイが入ってるみたいだったし―――依頼主にあげることなんて出来ない。だから。
帰り道、別の魔石を探すことにして、それはセルヴァが持っとくことにしたよ(笑) その女の子、いろんなトコに行きたがっていたみたいだったからね? 砂漠往復することの多いあたしより、冒険者のセルヴァが持っていたほうがいいんじゃないか。そう思って。
2007.04.15 (Sun)
たいせつな場所
例えば、朽ちかかった古代の魔法王国の遺跡の一画、とか。
街の砂漠側の大門のすぐ外、補強用の建築資材の置き場所になっているとこ、とか。
デスヴァレーの入り口近く、大きな岩のあるところ、とか。
他の人にとっては、他所とまったく同じ場所なんだけど、どこもあたしにとってはとっても大事。持っていくのは無理だとしても、いつまでも覚えていたい景色とヒトが其処にいる。
おんなじような理由で、凍土のツンドラの“其処”は、あたしにとってはとっても大事な場所だったりする。
うさぎ罠の見回りのついで、足を伸ばしたそこには、アスターのにーさんがついてきてくれた。
冒険者なんて仕事をしているわりには、にーさんはひどく慎重派で、どうやらあたしが一流の腕利き案内人だっていうことも、まーだ信用してくれてないっぽい。いっぺん雇ってくれたら話しは早いと思うんだけど、それも確信が持てないからダメなんだってさ。
(ほんとはひょっとしたらもしかしたら、雇う賃金、ケチりたいだけかもしれないんだけどね!(笑))
金色の目をしたアスターのにーさんも、やっぱり北のほうの出、らしい。
2007.04.14 (Sat)
鉄のウマ
魔女が作ってくれた、熱と火の魔法で動くその鉄のウマは、だけど、あんまり長いこと走らせ続けていると、熱出して倒れてしまうんだって。だから持ち主のにーさんは、ウマを冷やすための氷晶石を探していたんだって。
ああいう、魔法で動くモノっていうのは、あれば便利だと思っていたけど―――でもやっぱり、不便なこともあるんだなあ。なにより、鳴き声が大きいっていうのがね!
(雪崩を回避した後、ビバークした洞窟にて)
2007.04.12 (Thu)
朝ごはん
夜明け間近、誰が暖炉の前でことこと音をたてているんだろう、って思ったら、セルヴァが朝ご飯の野菜スープの支度をしてた。その手伝いをしながら、情報交換とか、これからのこととか打ち合わせをする。
一緒に冒険に出かけるっていっても、わりと皆好きなように行動していて―――や、だけどホントに昨日はどうしたんだろうね。エリーカのねーさんは、すごく満足げな顔して戻ってきた、と思ったら、ホットミルクもってさっさと自分の部屋に引き上げてしまったし、次に戻ってきたミラベルのねーさんは疲れ果ててるし、ヘンタイ仮面……でなかった、ルゥルオルのにーさんはまた、いつもにもまして「普通」でヘンタイちっくに挙動不審でしだし……うーむ(笑)
凍土に来ると、左肩の古傷が痛む。
動かせないとか、普通の動作に支障が出るほどではないけれど、とっさの時に動きが鈍くなることは、一応セルヴァに言っといた。いつも右に立っているように、って言われたから、そうすることにする。
○やることリスト
・
・白い魔石探し(これが今は最優先)
・氷雪の森の春に咲く白い花探し
……五月の頭くらいには、砂漠に戻るくらいの予定でいようっと。
2007.04.10 (Tue)
もりのなか
干草の山のなかに紛れ込んだ一本のピンを見つけ出すのと、ハリの穴に駱駝を通すのは至難の業。
って、まあ、昔っからそういうことになっているらしいけど、そんな先人のふやけたタワゴトを頭っから信じてるようじゃ、若人の名前が夜泣きしちゃうよね!(笑)
年中雪が降ってる冬みたいに見えても、氷結の森林にはちゃんと季節のめぐりがあって、春には花が咲くんだ、と、エリーカのねーさんは言った。
白い雪の中の白い花。探すのは確かに大変っぽく見えるけど……
でも、「ある」という話が伝わってるってことは、「目に入る」場所に咲いてるはずだ。凍土のヒトたちは、毎日のことに一生懸命で、あんまり冒険するってことがないみたいだしね? まして、花一輪のためだけに、森にはいっていくってこともないっぽい。
だからあたしが考えたのは、森をチェス盤みたいに区切ってしまって、その区画を手分けして調べていくって方法。これだったら「ない」ところが確実に判るわけだしね?
それから、「光」と。
雪と花とは違うものだから、同じ白い色をしていたって、光を当てたら反射の仕方が違って見えるはず―――……。
もっとも今日は下調べ、というか、「ないところ」の数を増やすつもりだったから、だから誰にも言わないで宿出てきたんで―――だから、エリーカのねーさんがあたしのあとをついてきたって気がついたときには、ホントびっくりしたよ。うんと静かに出てきたつもりだったんだけど…… や、もしかたら、聖堂の孤児院のチビたちが夜中に抜け出したりすることがあるせいで、ねーさん特別にそういう気配にビンカンだったりするのかしら。
森の中には、ケモノだけでなくって、いろいろなヒトが住む。そういうとこでも、街と森っていうのは、実は結構似ているのかもしれない。
―――セルヴァはなんだかんだごちゃごちゃ言ってる(つか、怯えてる?)けど、エリーカのねーさんって、ほんと面倒見のいい、優しいシスターだと思うんだけどなあ!
2007.04.09 (Mon)
たまごさんのおかゆさん
風邪ひーたときにはおなかに優しいぬくいもの食べて、あとはおとなしく寝ているのが一番だ、って、宿のおばちゃんは笑っていたけど、ねーさんはめっさ元気だった。
アスターのにーさんに、キレのいいアッパーかましていたしね!(笑) 風邪ひいてる間、一人でさみしく寝ていたらしいから、話し相手が出来たのが嬉しくって、それであんなにはしゃいでいたんだろうね、きっと。
二人から、本土の冒険者ギルドに出ている依頼のことを聞く。春の花探し。
死火山のてっぺんに咲いてる白い花、っていうのは、これはあんまりにもデンジャーすぎるけど、なんでも、氷結の森林にも春には白い花が咲くらしい。これだったらそんなに、探すのも危なくなさそうだ?
そんなことを話しながら、エリーカのねーさんは、あたしの作ったおかゆ、おかわりして食べてくれたよ(ほんわり)
追記:そのこぶしで木っ端微塵に砕いてしまうから、あとはお墓もいらない……っていうんで、エリーカのねーさんは、儚いらしい。
まあ、お墓ってヒトの夢が眠る場所だしね……。
2007.04.06 (Fri)
お客さま
雪の色―――「しろ」っていう色には、それだけの、ヒトひきつける何かがあるのかも知れないね。
ただいま何でも屋として売り出し真っ最中のクィエンのにーさんが、仕事の合間に休みをとって、凍土まで足を伸ばしてくれた。
こないだ仕事を始めたばっかり、つまり独り立ちして自分一人でどこにでも、好きなところに行けるようになったばっかりだから、凍土に来たのはもちろん初めて。
あたしと同じように、褐色の肌に琥珀色の瞳を持ったにーさんは、だから、砂漠の砂の持ってる「しろ」は知っているのだろうけれど、そんなにーさんに、永久凍土の雪が持ってる「しろ」は、どんな色して見えたんだろう―――
2007.04.05 (Thu)
蔦巻き城
2007.04.04 (Wed)
雪合戦
それから友達は選んで作れっていう、ばーちゃんの言葉はやっぱり間違いでなかったっぽく……
…………… あー(笑)
ミラベルのねーさんってば、すっごくマトモなヒトっぽかったんだけど、人は見かけによらないって、たぶんああいうことを言うのかしら。あんな粘膜ヘンタイ仮面と
まあ、あたしは絶対知り合いになんかならないからいいんだけどね!
【今日見つけた素敵メモ】
・ピンク色のえりまき(まだミラベルのねーさんにくっついてるけど(・ω・))
・セルヴァの乗っていたボードの乗り方を教えてもらう。
・コオリタケ×2 シチューにいれてもらったらおいしかった。
2007.04.03 (Tue)
十四日の夜
そういえば、去年のこの時期にも、あたしココに綺麗なモノを見に来たんだったっけ。
―――氷結の森林は、そんなに強い風は吹かないから、風除けの双璧がなくっても、別にそんなに寒くはないけれど。いや、このときはまだ、あたし風避けも枕も持ってなかったんだったかしら。
それでも誰かの案内していると、背中はけっこう、あったかいっぽい。
案内は、いつかは終わるモノだから、それは忘れたらいけないって思うけど、でも、楽しいとかあったかいとか、思う分には別にいいよね。
2007.04.02 (Mon)
ハマナスのお茶
倉庫番がおっちゃんの仕事かと思っていたけれど、どうもそうではなかったらしい。セタのおっちゃん、フランツ商会の依頼を受けて、イエティ探しにこっちに足を伸ばしていたんだって。
ただ、おっちゃんは冒険者ではないからね。依頼期間が終わってしまえば、仕事はそこまで。それ以上、自分の好奇心では探したりはしない。だからあたしにも気前よく、自分がそれまでに見つけたそれっぽいとこ……イエティっつーか、そんなようなモノとかケモノが隠れられる洞穴や岩場の場所書いた地図くれた。
冒険者さんだったら、依頼でなくっても個人的に行くような、そんな面白そうな場所だったんだけど。
あ、そうだ。
セタのおっちゃん、生まれた国は、ここじゃないけど北の国なんだって。あたしの産みのお母さんが北のヒトだって言ったらすごく面白がってくれて、自分が小さいときにしていた遊び、いろいろ教えてくれるって約束してくれた。
