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2008.09.09 (Tue)

変わるもの。

 蜃気楼の塔でもらった伝言のとおり、港町の貝殻看板のお菓子屋さんに、金貨チョコをもらいにいった。
 で、一人で食べるのももったいないから、ジゼットのにーさんにおすそわけ。

 結局のところ、にーさんの言うように、生きてるヒトと死んじゃったヒトの一番の違いっていうのは、変わるか変わらないか、ってとこにあるんだろう。

 死んじゃったヒトは、もう、思い出の中で凍りついて変わることがない。
 あたしもにーさんも生きているから、どんどん変わる。
 前は名前を知らなかったけど、今日、あたしはにーさんの名前を知った。って、これだけでももう「変わった」ことになるもんね。
【Gala Mate】⇒...★ジゼット
(潮風の港町)
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2008.08.19 (Tue)

ひさしぶりに

 昨日もらったお花の半分を、聖堂に届けにきたときのこと。

 街を出て行く人もいれば、また戻ってくる人もいる。もちろんずーっと住んでる人も、またやってくる人もいる。
 すごい久しぶりにあった結び目の術師は、相変わらずだったけれど(いや、ギャグとつっこみのスキルはめっさあがっていたかもしれない……)、それでも見知った顔を見るとほっとする。

 や、それにしても、聖堂のヒトたちがあんま細かいことにはこだわらないのは知っていたけれど、キマイラまでお掃除係に使っているとは知らなかったよ……。クライヴのにーさん、今夜一人で眠れるのかしら、膝がめさめさ笑っていたんだけど……

【Gala Mate】⇒...★エルマー...★クライヴ...★キマイラ
(山頂の大聖堂)
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2008.08.18 (Mon)

しろとみずいろ

 街の花街でシゴトしているお姉ちゃんたちに頼まれて、部屋に飾る香りのいい花を探しに森まで行った。

 森の中を歩くのは、砂漠よりは苦手だけれど、でも、目の見えないエルフの子どもに教えてもらって、水辺に咲く白と水色の花を摘んで帰ることができた。

 ―――あたしのばーちゃんは。
 ヒトと、ヒトでないモノとは違うのだから、判り合うことは出来ないんだっていつも言う。

(だからこそ、いつも相手の身になって考えないといけない――― これくらいだったらわかってくれるだろう、とか、言わなくても判るだろうとか、そういうことを思っちゃいけない、って言うけれど)

 だからあんまり仲良くなるな、とも、ばーちゃんはいつも言っている。

 そのエルフの子どもは、あたしのことを獣人かなにかと勘違いしている間は、普通に笑ってた。
 あたしも、自分のことがヒトだってばれたら、案内してもらえないような気がして、ウソついてた。

 けど、あたしがヒトだってわかったら、その仔はヘンな笑いかたをするようになって、森の奥に逃げていってしまった。

 お花のお礼、まだちゃんと言ってなかったけど。

 こういうときは、どうしたらいいんだろう。
 どうするのが、一番いい方法なんだろう……。

【Gala Mate】⇒...★エルフの仔
(エルフの森).
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2008.08.16 (Sat)

酒場にて(その2)

 酒場のマスターのおっちゃんから、あたしがいなかった間に届いていたっていう手紙をもらった。
 仕事のこととか、お姉ちゃんたちからのものに混じって、結び目の術師からの手紙が一通。や、それはそれですごく嬉しかったんだけど、それをジークムントのにーさんとか、マチェットのねーさんとかに見つかったとこで、あー、その、アレだ。あれだよ、その、ほら。

 ……………………。

 心配されるっていうのは、それって結局、自分がちゃんとできないから――― やるべきことをちゃんとしてない、出来てないからなんだって思っていたんだけど、それはちょっと違っていたのかもしれない。なんか、そんな気もしてきた。

 心配される、してもらうっていうのは、そんなに悪いことではないのかな。

「他のヒト」にフィフスのことを話したのって、そういえば、初めてのことかもしれないな。
 いつのまに、話せるようになっていたんだろう。あたし。
【Gala Mate】⇒...★ジークムント...★マチェット
(冒険者の酒場).
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2008.08.15 (Fri)

酒場にて(その1)

 知り合いのとこには置手紙をして、久々、戻ってきたわけなんだけど、まずは街の酒場にご挨拶。
 や、あたしが空けていた間に、どんなことがあったのか――― どんな依頼が出ていたのか、ってね?

 張り紙とか依頼とかは相変わらずだったけど、酒場のお客さんの中に面白いにーさんがいた。シツジっていうのをしているっていう、サガのにーさん。

 ……髪型が後ろしっぽだったものだから、なんだかちょっと懐かしくなった。

 それはともかく、にーさんから――― 街のお金持ちのおじょーさまってのに仕えているにーさんの目からの、いろいろあれこれが聞けたのは収穫だった。
 にーさん、自分のことを軽いカルイっていっていたけど、そのわりには、酒場に入るときはオフでもちゃんと外套着こんで、すぐには自分の立場がわからないようにしているあたり、さすがだって思ったけどね(笑)

【Gala Mate】⇒...★サガ
(冒険者の酒場)
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